夏になるとサウスショアに波が入り、
ノースショアに波がなくなる。
その話は何度もさせていただきましたが、
今年は珍しく夏だというのに、
ノースショアに波が頻繁に入ってきてるんですよね、なぜか。
通常なら、もし珍しく波が入ったとしても、
うねりが入った日から3日後には、また平な海に変わる。
それが、夏のノースショアのパターンなんです。
が、
先週から始まった波は、未だ続いているんです!
先々の波予想を見ると、今週末まで波があるという。。
一週間以上も波のりできる日々に恵まれているなんて、
最高です!
で、
先日、サウスショアまで足を伸ばし、
久しぶりにワイキキ方面の波を味わってきたので、
実感してるんですが、
やっぱりノースショアの波は、イキがいいんですよね(笑)
波の壁が、パキッとしてて、技などがかけやすい。
再度、最高です!
やっぱりノースショアは、サーフィンのメッカ。
メッカといえば、
サーフィンのメッカがノースショアになったのは、
そんなに昔の話じゃないんです。。。
もうすぐ誕生日を迎える「サーフィンの父」と呼ばれている故人デューク·カハナモクが、
サーフィンを普及したという話は有名ですが、
その頃(1920年前後)サーフィンのメッカといえば、ワイキキビーチでした。
だけど
どの時代にも飛び抜けたことをする人たちはいるんですよね。
「もっと激しい波」を求めて、
レジェンドサーファーと今は呼ばれているジョージ·ダウニングさん他、
若者たちが次々と西海岸のマカハのビックウエイブでチャレンジする様になったんです。
そこで、激しく硬い波の面にレールをしっかり入れて滑るには、
新しいスタイルと素材を使ったボードが必要になり、
木で出来た重たいボードから、
今のボードに近いファイバーグラスで出来た動きの軽い板と変わっていきました。
サーフボードの進化で激しい波でのサーフィンが可能になった時代に、
また突拍子もないことを考える若者が出てきました。
ピーター·ヤングさんなどの学者肌のサーファーが、
化学的な見解を加えれば、大きい波のりも可能になるということで、
ワイメアベイやサンセットビーチでのサーフィンを始めたのです!
それが1950年代の頃のこと。
で、
改めて気が付いたんですが、
なんと、その急激なサーフィンの進化時代を支えたシェイパー(サーフボードを作る人)
ディック·ブルーワーさんが削ったボードが
スヌーピーズサーフショップに置いてあるんです!!!
彼のスタンスはしっかりした基盤の元に、
時代に合わせた板を削る、
ですから、
きっと乗り手を満足させてくれるはず。
可能だったら私も入手したいなあ:)
でももし手に入れたとしたら、
乗らないで飾っておきます。
それだけ知る人ぞ知るの、貴重な板なんです。
このボードにご興味がある方は、
お気軽にスヌーピーズサーフショップまで連絡ください
それにしても(改めてこう記事をまとめてみて思ったんですが)
今、
私たちは、「どこで波乗りしようかなあ」なんて、
ゆうちょうな時代を迎えている裏には、
過去の人たちのお陰でもあるんだなあ、と、思いました。
幸せがことです:)